資産運用にはいろいろな方法がありますが、本記事で紹介するのはインデックス投資についてです。
インデックス投資はどんな特徴とメリットがある投資方法なのでしょうか?
本記事で見ていきましょう!
インデックス投資とは
インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数に連動するように投資する手法で、具体的な方法としてはその市場の銘柄に分散して投資します。
インデックス投資の代表例として、日本国内であれば日経平均株価や東証株価指数、アメリカであればNYダウやS&P500といったものがあります。
耳にしたことがある方がいらっしゃると思いますが、いずれにせよ市場内の複数の銘柄の株価を算出対象にしています。
インデックス投資にはどんなメリットがあるのか
①分析能力があまり必要ない
インデックス投資をするには、分析能力はそれほど必要ありません。
なぜなら、銘柄一つ一つを細かく分析する必要が無く、日経平均など市場全体の動向の示す指標を基に分析を進めていけるからです。
日経平均株価は、政府が経済統計として採用するように、国の経済の様子を示す指標としても使われています。
②少額での投資が可能
日本国内の市場は一般的に、株式の購入は100株からとなっています。(単元株)
株式の購入についてはこちらを参考にして下さい。
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そのため、1株の価格が1000円程度であったとしたら、株式の購入には10万円ほどの資金が必要です。
しかし近年では、ネット証券で単元未満株と呼ばれる100株以下の株数で株式購入が可能なサービスが出てきました。
このサービスによって、少額の資金でインデックス投資をできるようになりました。
③投資リスクを低減できる
1つの銘柄に集中して投資した場合、株価暴落によって資金を大きく失うリスクは高いですね。
しかし、分散投資をすることで株価が下落した際にも、損失を軽減することができます。
「複数の銘柄は株価が下落したが、いくつか上昇した銘柄もあったので、損失を抑えられた。」
なんてことも考えられますね。
インデックス投資のデメリット
①短期間での投資には向かない
インデックス投資は、複数の銘柄に分散投資しているという性質上、短期間で大きな利益を狙うには不向きです。
②保有時に信託報酬がかかる
現物取引で手数料などが発生するのは、株の購入時や売却時です。
インデックス投資では、購入時や売却時の他に、株の保有最中にも信託報酬という形でコストが発生します。
信託報酬とは、投資の運用や管理にかかる費用のことで、コスト水準はファンドや運用方法によって異なります。
コストになりますから、「より信託報酬がかからない方を選ぼう」と考えるかもしれませんが、株価暴落時には同じ信託報酬であっても、相場の変動が違うといったこともあるので、構成されている銘柄や運用方法なども見ながら決める必要があります。
インデックス投資をする際に注意すべきこと
①ファンドの純資産総額を確認する
純資産総額は、そのファンドの規模を表します。
投資家たちから合計500万円の投資資金を集めたとすると、そのファンドの純資産総額は500万円です。
もしこの500万円が、値上がりして600万円になれば、今度はこの金額が純資産総額となります。
純資産総額は、これ以外にもファンドが保有する有価証券や、海外と取引しているならば為替レート、というように色々な資産や指数が関わります。
純資産総額が少ないと、運用方針に従って取引が進まない可能性がありますので、注意しましょう。
②証券会社によって取り扱う商品が違う
インデックスファンドは証券会社によって商品が異なります。 例えばソフトバンクやトヨタの現物株はどの証券会社でも購入できますが、インデックスファンドの商品は証券会社によって異なるので、銘柄の構成が同じでないことがあります。
複数の証券会社を比較して、希望の商品を見つける事が大切です。
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最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。